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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。

9月も残すところわずかというのに、日中は30℃を越える暑さ。
それでも、鼻をかすめるキンモクセイの香り、富士山頂の初冠雪の知らせ、新米の到着などなど、
『自然のはたらき』は歩を緩めることなく、ブレることなく、進んでいます。

café オランジュにもこの季節恒例のマロングラッセ製作用の、栗が兵庫県から届きました。

栗の木は至るところで見かけますが、やはり毎年送っていただく農園の栗は、かわいい絵に
描いたような栗のカタチで、美しく輝き、皮は薄く、栗むき作業が楽しくて仕方がない。
年に一度の楽しみだ

皮むき作業を終えると同時に、栗たちがうまい具合で”マロングラッセ”と変身できるよう、綾部さん
独自の手法で手間ひまを掛けていき、長年調合されているマロングラッセシロップに漬込まれる。
それらが完了すると、毎年ながら、今年も終わりか…と実感してしまう頃合いです。

私も自然のはたらきに波長を合わせて、事を成していきたいと望むばかりです。


このキンモクセイのような、オレンジカラーのバラは≪オレンジユニーク≫。
単に”鮮やか”とは、ひと言では言い表せないこのオレンジ色は、赤や茶の色味も含んでいるせいか、
落ち着いた、穏やかな印象を与えてくれる秋にお似合いのオレンジ色のバラ。
小ぶりの花器に、ぎっしりと詰め込まれ、オレンジユニークのさまざまな表情が楽しめる。
花器の足元のアイシングで絞られたレースが静かに際立ち、バラとのバランスがいい感じ





バラ:≪オレンジユニーク≫を飾った花器
produce by Kayoko Ayabe



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17:16 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

昨晩は特に澄みきった夜空が明るく感じ、ふと見上げたらかがやく星たちに、うわぁ~と
思わず声を上げてしまうほど、たくさんの星、星。。
田には水が満たされ、耳にする音も、空気の香りも初夏へのうつり変わりを感じさせられる。


今日は『 Rose Day 』、ローズの日だそうだ。
生活の中に素敵なエッセンスが加えるという思い、そして日頃、いつもそばにいる人にさりげなく感謝を
伝える日として、世界中で最も香り高いダマスクローズの有名な産地であるブルガリアの、バラの収穫
時期に開催される「バラの祭り」に合わせて、日本で設けられたそうです。

イキイキとして香り高い生花に負けず劣らず、シュガークラフト作家の手によって”砂糖で作られたバラ”
も風になびかれて香りを放っているかの様な、この自然体の表情。

小皿に見立てて作られた、砂糖のプレートにぎっしり砂糖のアイシングで繊細なレースをほどこし、
存在感たっぷりに盛られた『カルトブランシュ』。
自由に咲き乱れるかのような奔放さ、それぞれのバラの表情がまた美しい。

一人暮らしを始め、自分の住まいで素敵な穏やかな時間が過ごせるよう気を配っているよっちゃんから
のオーダー作品。アンティークのショーケースの空間を埋めたいという要望だったので、小さい作品ながら
ぎゅっと飾られたカルトブランシュのバラたちで、花やぐことでしょう

生活の中に素敵なエッセンスを! まさに、『 Rose Day 』のコンセプトにふさわしい。







23:54 |  trackback: 0 | コメント: 1 | edit

バラ≪ハリー エドランド≫ 

砂糖で作られた花 |



花よりだんごが勝るわけでもありませんが、この季節は旬の食材に追われます。
筍はもちろん、えんどう豆にタラの芽、ふきも出始め、それらを頂くのもこの時季ならではの楽しみです。
もう一つは、家の近くにある人知れず、ひっそりと美しく咲きほこるサクラ並木が続く小道。
水が澄んだ川を挟んで両脇に桜が植えられ、想像以上に長い距離を春の息吹とともに満喫できる。

今年のサクラの花色は例年より、ピンク色がかっているように見受けられたが、それは気温によって
花色の濃度は変わるそうで、寒い中で咲きだすサクラはより色が濃くなり、キレイなピンク色になるそうだ。
外国の方でさえも一度は見てみたい日本のサクラと言われるように、サクラの存在すべてが美しいですね。

平安時代から使われている、紅染めの中で最も淡い色を指す、日本の伝統色”桜色”。
かわいくもあり、奥ゆかしさも漂って、ひと言では言い表せないですね。
わたしはこのピンクのバラにも、サクラと同じ印象を感じてしまいます。色だけでなく、このバラのひらく姿
にも魅せられますが。

砂糖で作られた新しいバラは、イギリス生まれの”ハリー エドランド”。
「薫るバラ」に贈られるという芳香賞を受賞したほど、強い香りをはなつそうです。




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バラ:≪ハリー エドランド≫を飾った花器
produce by Kayoko Ayabe




01:20 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

フランスパリ郊外にある、世界遺産『ヴェルサイユ宮殿』。
権力と欧州における強大な力を示すため、都をパリからヴェルサイユの森へ移し、
未だかつてない無い壮大な宮殿を不毛の地に造ろうと考えられた。
庭園づくりにおいても、宮殿と同じように重要であると考えていたため、庭園の工事と
宮殿の建設は同時期に進められ、完成までに49年かかったそうです。

フランス古典芸術を結集させた絶対王政のシンボルとされるヴェルサイユ宮殿。
造物、彫刻、絢爛豪華な装飾の美しさは、当時ヨーロッパ中の人々を驚かせ、100年
にわたってヨ-ロッパにおける理想的な王宮宮殿のモデルとなりました。

その華麗な宮殿を築いたのが、フランスの輝ける絶対王政の絶頂期を生み出した、
ルイ14世。


今回の砂糖で作られたバラは、太陽王ともよばれたフランス国王、”ルイ14世”の名が
つけられた、深みがあって濃い魅力的な赤い花びらが特徴のバラ。
太陽から連想するのはヒマワリのように陽に向かってかと思いきや、このルイ14世は
うつむき加減に花を咲かせ、落ち着いた趣きを漂わせています。

そんなシックな赤バラを飾ったお皿は、きらびやかな調度品とは正反対の、内に秘めた
美しさオーラを静かに放っているような作品です。花首をややうなだれ気味に、美しい
魅力を前面に見せつけない”ルイ14世”にはお似合いです。





バラ:≪オールドローズ/ルイ14世≫を飾った皿
produce by Kayoko Ayabe



21:28 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

色々なバラ。 

砂糖で作られた花 |






左:花 器  バラ /ウィスタリア
右:小 箱  バラ /ロマンティックエンジェル

produce by Kayoko Ayabe




”ウィスタリア”は色名のひとつ。春に房のように連なった花を咲かせるフジの花のような薄い紫色。

”ロマンティックエンジェル”は棘の少ないバラで、天国のバラとも言われているそう。
色合い、花びらの巻きの多いぷっくりしたバラの雰囲気からしても名に劣らないかも…

”ドラマティックレイン”の花言葉のひとつ、「不安を鎮める」ことばがふさわしいくらい、深く落ち
着いたワインレッドカラー。
新種のバラには少なくなってきた、いわゆるバラの香りと言えば連想する、香油としても用いら
れてきた古典的で強い華やかな、ダマスクローズ香りを放ちます。


『 色々な・・・ 』
という言葉が色という漢字を含んでいる通り、多種多様のバラたち。
色合いだけでなく、バラそれぞれの個性、個々のバラがもっとも美しく見える”演出”。
作品展までわずかとなりましたが、100点を超す作品ができました。作品自体は小さいですが、
見ごたえのある空間を演出できることでしょう。





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左:花 器 バラ / ドラマティックレイン
produce by Kayoko Ayabe



08:16 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit