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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。


当然のごとく日は過ぎてゆき、もう11月中旬に差し掛かりました。
お菓子屋さんにとって、年間でもっとも慌ただしいクリスマスを来月に控え、そろそろ?
と言うより絶対、本腰を入れた方がいいよね…と肌で感じ始めた今日この頃。
頭では12月までには、済ましていきたいリストが在るのですが、まだ脳と私の体が
スムーズに連携していない状況です

小さな工房での品質と材料にこだわった、機械を用いないオール手作業でのお菓子
づくりには限りがあるので、それを払拭するためには、”正確な準備と上手な時間づかい”
しか術がありません。それに対応できるためにも、早く鈍った体を慣らさねば!!!

そんな忙しかったり、疲れたときには必ず綾部さんからエールの様な、ご褒美的な
お菓子屋さんならではの”まかないおやつ”をいただく。
ホットケーキであったり、お善哉であったりと素晴らしく、バラエティに富んだ品々

近ごろの超スペシャルな”まかないおやつ”は、この見るからに美味しそうなオーラを放つ
『特製メロンパン』。
出来るなら、このパンは自分たちで楽しむのみで、商品にしたくないと言われるほど、
手の込んだメロンパン。
どれほど手を掛けても、皆さんのイメージはたかがメロンパンでしかないからだそうだ。
めったにご自身の作ったものには手を付けられない師匠ですが、このメロンパンだけは
ご本人にとっても、ツボにはまるくらい、なんて美味しいんでしょ!と口にされる位だ。

バターの香り漂う、キメ細かなしっとりとした生地は、手ごねで作れる限界ギリギリの配合
で作られ、さっくりと香ばしいいい感じのまわりを包むクッキー生地はまた贅沢の極みで
市販のものとは逆で、粉少なめでたっぷりのバター、アーモンドの粉末までも加え、
こちらもまた、かなり手に追いづらい配合だ。
そんなリッチなパン生地とクッキー生地で編み出された、綾部さん特製のメロンパン、
これからの季節何かにつけ、お世話になりたいものです。






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またまた、『赤シリーズ』が続きますが、今回は綾部さんが作られた”ジャムパン”についてです。

度々綾部さんの口から、あ~昔食べたジャムパンが食べたいな~…
という話を耳にしていましたが、時代が違うせいか私の懐かしの食べ物とは一致せず、なおかつ
あまり私の中ではジャムパンが絶品だった記憶もなく、そうなんですね~と軽く聞き流していたら、
ご本人の希望は真剣であったらしく、夏休みに一度作ってみよう!ってことになりました。

失礼ながらその時点でも正直、私の中では別にジャムパンでなくてもいいのに。。メロンパンの方
がいいな~っていうのが本心でした。
が、作りだされてびっくり いつもながら驚かせられます…
ジャムから作られるんですか

ジャムパンの要である、最近の市販のイチゴジャムの味わいが、昔のものとは程遠く、単に甘い
だけで素朴さがなく気に入らないと言って、≪赤い実のくだもの≫イチゴはもちろん、フランボワーズ
やさくらんぼに至るまで、さまざまチョイスし鍋でコトコトと長時間かき混ぜ、練り上げたのが写真
にも姿が見える、綾部さん特製≪赤い実のジャム≫です。

要であるジャムを作り上げて、その味わいを確かめてから、いざ『昔懐かしのジャムパン』を
彷彿とさせるような生地づくりのレシピが考えられて、やっとやっと、ジャムパン作りが開始しま
した。

当然ながら、出来上がったジャムパンは絶品
つややかなこんがり小麦色の中から、現れる美しいルビー色に輝く≪赤い実のジャム≫。
計算尽くされた、トータルバランスは最高。美味しくないと決めつけレッテルを貼っていたことに、
ごめんなさいでした。。








17:39 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

このいつもより暑い夏、なかなかお昼が食べづらいという話を度々、耳にする。
綾部さんのご主人もカフェが営業の日は、お決まりのごとく手作り弁当を持参されるが、
この夏はなぜか、お昼のお弁当はお米を避けられ、パンがいいと執拗に言われ、毎日
手作りパンや、サンドウィッチなどを持って出かけられます。

以前ご紹介したカレーパンも、食欲のない時などカレーの持つ魅力で食欲が湧き、
食が進む。出掛ける際に冷凍パンを持っていくと、食べるころにはうまい具合に
自然解凍で昼食に頂ける。
仕事中が忙しくてゆっくり時間がないときにも、重宝しているというお話を聞いて、
綾部さんのパンのレシピにほとんどない”おかずパン”を、新たに作られました。

ひとつ食べてしっかり栄養価があって、おなか持ちもよくて、食が進むパンを考えられて
出来上がったのがこの、『具だくさんミートパン』。
パンの中の具にも充分気を配られ、万人が好むようなやさしいお味に仕上がっている。
具材も豊富で、牛と豚ひき肉を合わせて、ゆで卵に、春雨、たっぷりの玉ねぎで甘みをだし
ジューシーで、具材を包むパン生地ともよく合って、美味し~いです
なおかつ、パンの表面にはトロ~リチーズまでトッピングされてゴージャスなミートパン
が出来上がりました。

ご本人が目指していたのは”ピロシキ”だったそうですが、どこでどうなったか。。
全く新たなパンの誕生となりました。
この暑さで食欲のない方、もちろんしっかりある方も、ぜひぜひ一度ご賞味ください





14:28 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

ミルキーサンド 

お菓子屋さんが作るパン |

テレビだったか巷のウワサだったが忘れたが、今年は冷夏と聞いていたにもかかわらず、
体が伸びてしまうような暑い毎日が続いている。言っても仕方がないことだが。。
暑さにはめっきり弱い綾部さんは、この終わりの見えないうだる様な暑さには負けては
ならないと、空き時間を見つけては、冷風をめいっぱい浴びながら新作ケーキやパン作り
に励んでおられます。


ヨーロッパにはどんな小さな町にも、昔から続くお菓子屋さんが必ずある。
お店に入ってみると、棚には焼き菓子、ヌガーなどのコンフィズリー、ケーキはもちろん、
閉店とともに売り切れてしまう程度の量の、手作りパンまで並んでいる。

お菓子屋さんに並ぶパンは、一般的にパン屋さんに並ぶパンとは差別化が図られていて、
同じパンを作るにも、Boulangerブーランジェ (パン職人) とPâtissierパティシエ(菓子職人)
が存在します。
日々の糧を担う“ブーランジェ”に対して、食卓を彩る“パティシエ”。
どちらもパンもお菓子も作りますが、材料の違いや、作り方・過程においてそれぞれ異なり、
各々のプライドを持って仕事をされています。 

もちろん綾部さんが作られるパンも、空腹感&食べた後の満足感をも満たしてくれる様な
菓子職人が作るパンです。
今回の新作パンも、お菓子屋さんならでは!のお菓子パン。

甘~い香り漂うサクサク感のたまらないクッキー生地で覆われた中には、キメの細やかな
リッチな生地。それだけでも充分すぎる組合せなのに、その中にはクリームがサンド!
多くの方に支持されそうなミルキーな味わいのクリーム、上品な甘さの中に、かすかな
効き味のお塩。
味わい・香り・満足度・リピート率…どれをとっても最高~

大きな声では言えませんが、綾部さんの試作Timeは私にとっては至福の喜び
そういえば以前、『あなたは生涯食べることには困らない』と占いで言われたことがあるな…




Milky sand by café オランジュ
ミルキーサンド



10:36 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit