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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。

愛されバラ。 

新しいsugar作品 |

 
 
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 自宅にあるバラ図鑑を目に通したりしながら、シュガークラフトでのバラづくりをされる綾部さんですが、
今回は庭に咲いたバラを作り出されました。
実際に蕾から開いたバラの様を、すぐさま色出しをして作り出されるなんて! 個人的には心オドル瞬間でした。

バラの名前は、『ラマリエ』、フランス語で「花嫁」の意。
岐阜県で、女性育種家の手によって作り出された、女性らしいやわらかな雰囲気を持つオリジナル品種。
色合いと言い、フリルの花びらが醸し出す雰囲気は、なんとまぁ、見ていても飽きない程の、チャーミングさ。
この春、我が家の庭にやってきたばかりなので、花数はわずかでしたが、来年たくさんが咲いてくれることを
想像しただけで、にんまりです

その代わりに、砂糖から作られた”ラマリエ”はお似合いの花器にめいっぱい飾られ、実際のバラの様な
透明感も持ち合わせ、どこから見ても本当にチャーミング。
間違いなく誰からも好まれる、愛されバラですね。

 
        
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 ちなみに、一緒に購入したバラは、同じバラ農園で育成されている『ルシファー』。

淡いパープル系のバラが庭にあればいいなーと探していたのですが、希望していたものがなく代わりに
おススメされたのが、ルシファ―でした。
ラマリエ同様、庭に植えてみたのですが、残念ながらどうも蕾を開いてくれる気配が全くなく…
遅ればせながら調べてみると、なんとまぁ、気難しいバラだったようで。

ルシファー はもともと、ラテン語で「光を帯びたもの」の意で、キリスト教以前から「明けの明星」を指す言葉
として用いられてたそうです。
聖書に関して無知な私が語るわけいきませんが、『ルシファーは元々全天使の長であり、天使たちの中で最も
美しい大天使であった』
このお話を励みに、気難しいルシファーが美しい花を咲かしてくれるのを待つばかりです。


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23:21 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

見事なバラ。 

新しいsugar作品 |



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 季節はうつろう。
植物たち、自然の恵みは何があろうとも確実に流れにのって、移り行きますね。
気が付けば、まばゆいほどに空気は澄みわたり、新緑が青々と美しいです。
庭の花々も日に日に変化し、見るも楽しく穏やかなひと時を楽しませてくれます。
バラの見せてくれる、さまざまな表情はひと際うつくしく、何とも言えず優美で、奥深い。


  



 ここまで新型ウィルスが広がるとは、以前の生活の時は想像もしていなかったですね。
もともと、Stay Homeの私たちですが、綾部さんも教室始まって以来の事態で、時間に余裕があり
次々とシュガー作品が出来上がりました。



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  庭のバラの蕾からひらいていく姿は、とってもかわいかったり、色っぽかったりと、見ていて飽きません。
バラの持つ魅力をとらえ、それを砂糖でカタチにし、綾部さん自身のイメージでひとつの作品にしていく。
実際のバラに劣らず、存在する砂糖で作られたバラの数々。
摘み取ったバラをまるで見あった花器に生けるかの如く、砂糖で作られた花器。
本当に、見事です。

 この花々が咲きそろったよい季節に、教室がお休みで皆さんの目にしてもらえず残念ですが、少しでも早く
落ち着くことを願うばかりです。




00:39 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

ジューン・ブライド 

新しいsugar作品 |



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 ローマ神話では1月から6月まで、それぞれの月を守る神が存在するそうで、6月は『 ユーノー』。
英語のJune (ジューン)のご語源が、ローマ神話に登場する女神Juno(ユーノー)とされています。

”結婚・出産、育児の象徴”である神、ユーノーが守護する6月に、結婚すると幸せな結婚生活を
送ることができると言われる、ジューン・ブライド。


お客さまからのご依頼、welcomeボードと、お祝いのプレゼントを作られました。
左側の淡いピンク色のバラは、花嫁をイメージしたと言われる何とも愛らしいバラ、”ブライダルピンク”。
この初々しい美しさはやはり、ウェディングならでは!
ウエルカムボードのバラの色合いのトーンと言い、なんとも絶妙…
まるで、生花のバラを飾ったような、みずみずしさです。





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ジューンブライドはさておき、オランジュ工房の6月の重要ミッションは、さくらんぼの漬け込み。
6月に入ると、山形の佐藤錦農家の佐藤さんより送られてくる、摘みたてのさくらんぼを待ちます。
また季節がめぐったことを実感。
とっても立派な粒ぞろいのプリプリしたさくらんぼが、また来年のバレンタインデーに向け漬込まれました!


14:15 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit



フランス文学『レ・ミゼラブル』の著者≪ヴィクトル・ユーゴ≫。
フランスの文豪にちなんで名づけられた、その名にふさわしい大輪で、風格のあるバラです。

花色は”真紅”と、ひと言では済ませられない。濃い赤だが、それでいて印象に残るほどパッとする様
な鮮烈な赤。綾部さんがこのバラの色づくりにチャレンジしてみたいと思うきっかけになったバラが、
この≪ヴィクトル・ユーゴ≫。

丈の低めの花器にググッと、さらにこの赤バラの美しさ魅せつけるかのように、生けられています。





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バラ:≪ ヴィクトル・ユーゴ≫を生けた花器
produce by Kayoko Ayabe





16:38 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

すっかり夏の気配が消え去り、辺りは黄金色に実った稲穂と、あざやかな彼岸花。
心地よい風が吹き、またよい季節がめぐってきました。

今回の新作シュガーは、何と言っても『赤の色』を作り出すのに時間を掛けられた作品だ。
ひょんなことから、今までの色づくりの概念の枠から出て、自分なりの色づくりのヒントを掴まれたようで、
ただ今、さまざまな”赤”のバラを作り出すのに夢中な綾部さんです。
この8月はほぼ、赤いバラしか作られていなかったかも。。 

赤と言っても幅広く、さわやかなイチゴの色から、赤ワインのようなワインレッド、金属の赤銅色、暗い
朱色で血の色を指す、日本の伝統色朱殷(しゅあん)。
原始の時代から、『血・肉・果実』などの色である赤は、人の命に密接に関わってきた色で、人類が最初に
使った色でもあり、古代の洞窟の壁画でも赤色でよく描かれているそうです。

人間に備わる五感、色を目にして視覚を通じて得る情報が、すべての情報の8割以上を占めるのだとか。
「暖色系の料理は食欲がわく」とも耳にしますし、太陽や炎の色でもある赤は、やはりエネルギッシュで、
パワーや情熱をかき立てるカラーなんですね。


砂糖で作られた花器に飾られた、目をくぎ付けにする印象深い赤いバラは、かの有名なファッション
デザイナーの名をつけられた、≪クリスチャン・ディオール≫。
フランスで作出されて半世紀近くが経っているのにもかかわらず、いまだに高い評価を得ているそうです。
このバラの気品あふれる花容に勝る品種はないと言われるほど、長い間”赤バラの目標”とされてきた
完璧な花形。そして、発色のよい赤の花びらでしっかり巻いています。

まさに『 赤 』ならでは、”砂糖でできた作りもの”とは到底、思えない生命力のある存在感。
花器にも空白を生かして繊細に模様が描かれ、バラ≪クリスチャン・ディオール≫の美しさを後押しする
かのような、双方の対比がこの作品を際立たせています。






バラ:≪ クリスチャン・ディオール≫を生けた花器
produce by Kayoko Ayabe



20:59 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit