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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。

春色・パステルカラーのマシュマロ。 

お菓子 |

 
 曇り空にひときわ、サクラの花々が際立ってきれいでしたが、今日の天候はまさに花冷えでした。
北海道では5月から6月初めにかけてちょうどライラックが咲き誇るころ、本州のサクラが咲くころの
花冷え同様、『リラ冷え』の現象が起こるそうです。
美しい紫色のライラックの花冷えなんて、ことばの響きからして惹かれます。

自宅兼工房でお菓子作りを行うのと、出不精が相まって、めったと外出しない私たちですが、ささやか
な趣味は庭の花の手入れ。お花にとってもいい季節がやってきました。


 カフェオランジュ工房は小さいながら、バリエーション豊富に季節を追ってにお菓子作りを作るため、
3月のマシュマロづくりを終えると季節をひと巡りした思いで、ほっと今シーズンを終えた気分です。
そのうえ、このマシュマロの色合いとカタチのかわいさは、ダントツですね


フランス産フルーツピュレをふんだんに使用するため、各々くだもの本来の色合いそのままで
出来上がり、カタチも手作業で絞っていくため、ぷっくりとした何とも愛らしい姿に
仕上げにはフランス産の溶けない粉砂糖をまぶして、うっすらお化粧をして仕上がります。
お味も色それぞれ、くだもの本来の美味しさが口の中に広がります。
オレンジ・いちご・フランボワーズ・アプリコット、パインに青りんごに、ブルーベリーと本当に
パステルカラーの天然のかわいらしさ!


 ギリギリとなりましたが、今年もお菓子とシュガークラフト作品の写真でつづったカフェオランジュ工房
オリジナルの四月はじまりカレンダーが出来上がりました。
お待たせして申し訳ありませんでした・・・



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21:30 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

 
今日の晴天で姿を消しましたが、昨日の冷え込みで、昨日はつかの間の雪景色に。
たまにはいいものです。

 工房は引き続き、ショコラの毎日です。
作り方によって自由自在に変化ができる、奥が深~いチョコレートは、加工法がバラエティに富むため、
皆さんのお好みもそれぞれ。

しっかりポリフェノールを堪能できる特製・生チョコに、オリジナルのふわっとしたフレーバーのガナッシュ
をチョコレートでコーティングしたオリジナルトリュフ、半年間キルッシュで寝かせた佐藤錦のサクランボを
使用したチェリーボンボン。
ナッツ好きの方、オレンジ好きの方、クッキーとショコラの組合せがお好きな方と本当にそれぞれです。
この時期はそれらを順次手作業にて、地道に細々と作っています。


 そんなチョコレート一色の中に姿を表す、鮮やかな色合いで春の香り満載の『いちご』は魅力的です。
綾部さんの手によりコンフィチュールへと加工されたいちごは、さらに色味も味の濃度も増し、瓶詰め
された姿も、なんとまぁ~かわいらしいことか~

摘み立ていちごをすぐに加工するため、天然ならではの濃厚なルビー色、瑞々しいいちごの果肉は
もっちりと弾力ある食感になり、一粒で満足のいく味わいに。
一度食べたら、また食べたくなる生のいちごとは違った魅力があり、作れるにも限りがあるため、
昨シーズンから待ちわびていただいた方もおられるほどです。


 かつての王、フランスのルイ14世も好きないちごを年中、ヴェルサイユ宮殿の食卓に出せるようにと、
宮殿そばに野菜と果樹を栽培するため『王の菜園』を有能な園芸家に命じて作らせたそうです。
この菜園で収穫された野菜や果物が調理され、食卓に並べられていたそうです。

まさに食の歴史は深く、ルイ14世のいちごへの思いも現代の庶民の食べ物への思いも、失礼ながら
さほど変わりはないようですね…

季節限定・カフェオランジュ工房のショコラに、いちごのコンフィチュール、ぜひとも食していただきたい
おすすめの逸品です。




       

17:10 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

クリスマス菓子のシュトーレン 

お菓子 |

 色付いたイチョウが目に留まる、いい季節となりましたね。
本当に早いものですね。クリスマスケーキのお知らせも、間もなくできるかと思いますので
もうしばらくお待ちくださいね。

 ドイツのクリスマス菓子、シュトーレンの受付が始まりました。本国ではクリスマスを待ち
わびながら… ではありますが、カフェオランジュ工房ではすで順次作り始めています。

私のすでにいただきましたが、特に焼き菓子が好きな私としましては、本当に好きな味わい
で、できるものならばクリスマス期間限定とは言わず、食べ続けたい逸品であります。
一般的なシュトーレンとの違い、イーストを使うパンのイメージが強いお菓子ではありますが、
本当に丁寧なケーキ同等の作り方をしていて、一度に2本しかできないのがカフェオランジュ
工房のシュトーレンなのです。
綾部さんの作り方は、生地をいかにパサつくことなく仕上げるかの徹底されているため、見た目
の素朴さとは違って一度作り出したら、その場を離れないほど独自の製法で工程がぎっしり。
12月にはこの工程ではわずかしか作れないその理由から、食べたいと言ってくださる方
には気が早いですが、11月にお渡しすることになっております。
ご了承のほどを。

 ぎっしり詰まったドライフルーツに、カリッと香ばしく香るアーモンド、しっとりとやさしい
イースト生地に包まれるさらに味を際立たせている、オレンジ風味のマジパンペースト。
仕上げには、オレンジ果汁を凝縮したものから作られている、オレンジフォンダンで全体を
包み乾燥を防ぎつつ、味わいをさらにさらに美味へと導いてくれます。

ドイツのクリスマス菓子として毎日少しずつ楽しみながらいただくもよし、満足いくまで厚め
のスライスでしっかり楽しむもよし、お好きなお楽しみ方を。
私は後方タイプで、作くられる期間中に2度はオーダーしてしまします。
追記ですが、手渡すと皆さん驚かれるような大きさで、しっかり楽しんでいただけるはず!



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    ~カフェオランジュ工房のシュトーレンは、11月20日ころまでの期間限定品です~

      
09:29 |  trackback: 0 | コメント: 1 | edit

秋です!自家製マロングラッセ。 

お菓子 |

 週末の台風はどうなることやら。。ですね。
しばらく時間を空けている間に、秋も本番となりました。ホント、一年でいちばん魅力的な季節です。

漬込んでいた丹波の栗が順次、見るからに美味しそうなマロングラッセに姿を変えています。
栗を漬込むシロップは、20年以上大切に使用される、いわば『秘伝のたれ』的な存在。
綾部さんが手塩にかけて独自の手法で守られている甲斐あって、今年も立派な粒ぞろいの
マロングラッセが出来上がりました。

漬込み具合、シロップの濃度など綾部さんの長年の勘で決められますが、これがまたちょうど
絶妙なうまい具合で秘伝のたれに漬込まれているんですよね~

程よい甘さと程よいラム酒の香りに包まれたマロングラッセはひと口、口にするとねっとりと濃厚な
栗本来のおいしさが広がります。ひと粒で秋の到来を告げてくれる様です。


そろそろ、チョコレートも恋しい、いい季節になりました。





00:57 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit









 昨今、手作りの大福やおはぎ、おせんべいを売ってるような小さな甘味もの屋さんが少なくなり
ましたよね。飾り気がないけど素朴で、美味しくてその日の数が売れ次第今日は店じまいのような、
温かい雰囲気のお店。

やはりそれも世界共通のようで、フランスでもキャラメルや、マシュマロに、パート・ド・フリュイ、
ヌガーキャンディなどの”コンフィズリー“(砂糖菓子の総称)を自家製で作って売っている駄菓子屋
さんが年々姿を消しつつあるようです。

残念なことになくなって改めて、存在の価値に気付きますよね…


 パート・ド・フリュイもフランスでは古くから食される高貴なお菓子。
有数の果物の産地でいかに食べ物をむだにしないようにするか考え、保存法が考え出された。
500年前、冬場や飢饉に備え砂糖を使った保存法を研究し、『化粧品とジャム論』にまとめ本にしたのが
預言者として知られるノストラダムスだとか!

マルメロを煮詰めて作るゼリーを不老長寿の妙薬として、フランス王フランソワ1世に献上したそうです。
ノストラダムスが伝えた果物の砂糖煮がコンポートやパート・ド・フリュイへと発展し、今もフランス菓子
として楽しまれているなんてとっても興味深い話ですよね。

  
 前置きが長くなりましたが、日本人にはゼリーと思われがちなお菓子ですが、綾部さんの作られる
パート・ド・フリュイはまさに、果物そのもの
16世紀のフランス王室をとりこにした果物の宝石、ぜひ食してほしいお菓子のひとつです。

 

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 パート・ド・フリュイが宝石なら、ヌガー・ノワールは琥珀。
一般的には白色のヌガー、ヌガー・モンテリマールがよく見かけられるかも。
南仏プロヴァンスではクリスマスに13種類のデザー トを用意するそうでその中には、白ヌガーと黒ヌガー
も含まれるそうです。白ヌガーはメレンゲから、黒ヌガーは材料のハチミツなどを煮詰めていくので琥珀の
ような美しい色合いになります。
ヌガーも高級砂糖菓子の一つで、ハチミツの品種・含有率によっても変わってきます。

綾部さんの作られる、ヌガーノワールドプロヴァンスもフランス伝統製法に基づき、たっぷりの香ばしい
アーモンドとぎっしり入ったドライフルーツ、そして絶対不可欠なのがプロヴァンスで採取された
ラベンダーの花のハチミツ!

口に運ぶと、南仏の太陽・大地の恵みと、ラベンダーの花が咲き乱れる風景があらわれるような、
琥珀色の価値あるひと品です。





12:38 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit