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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。

春が来たけれど。 

日常 |

 

 春になると、こぼれんばかりに花を咲かしてくれる庭のモッコウバラも、この雨の後にはつぼみを
開いてくれることでしょう。
季節ごとの花も、温暖化の影響は多少あれど、それぞれ顔を見せてくれ、地球の恵みは何ら変わ
りないのに、この2020の春は、かつてない動きですね。
早く落ち着きを取り戻してほしいと、願うばかりです。


 カフェオランジュ工房の面々は普段から、出不精で自宅にこもりがち。
なので、日々変わらず、毎年決まって作る季節ごとのお菓子製作を続けております。
お菓子サイクルも年間の上半期は、けっこう静かに慌ただしいです。

チョコレートづくりを終えると、キャラメル、マシュマロ、いちごのコンフィチュールと続きます
それぞれに個性とかわいらしさを備えた、コンフィズリーは小さいながら魅力満載。
(コンフィズリーは砂糖菓子。小麦粉などの粉類は使用せず、オーブンで焼かない小さな
お菓子のことを指します)

 ここしばらくは、いちごのコンフィチュールづくりウィークです(笑)
なかなか綾部さんのお気に召す『いちごの粒の大きさ』がなくて、やっとここ最近、粒ぞろいに!
いちご農家さんからもぎりたてのいちごを、鮮度の良いうちに分けていただき、私の帰りを待って、
すぐさま、コンフィチュールづくりに入ります。

ひと粒一粒のいちご本来の美味しさ・食感・香りを大切にとじ込め、その上、なんとも美しいルビー色に
何かと共にいただくのも良しですが、私はひと粒の味わいをじっくり堪能しながらいただくのが好きです。
春ですね~
どうぞ皆さんもこんな時こそ、メディアに振り回されず、旬の恵み・美味しいものを口にして気持ちを
晴れやかにしましょう!



  

 『カフェオランジュ工房のお菓子 & 綾部さんの砂糖で作られるバラの数々』で綴った、四月はじまりカレンダー
 お待たせいたしました!


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16:56 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

ショコラな日々。 

日常 |

 
 年が明けてからは毎年のごとくトリュフづくりが始まり、出掛けることもなく朝から一日中、工房で
ショコラ・ショコラ・ショコラな日々です。
 

 チョコレートの存在はやはり魅惑的で存在感があり、妥協を許してはくれない、君臨し続ける女王さま。
チョコレートづくり見習中の私には気位が高く、足元にも及ばず、遠巻きにお手伝いしている状況です。
そんな女王さまを綾部さんは、長年のお付き合いと経験、ご自身の持たれるセンスで、いとも容易く
様々な姿にアレンジされます。

トリュフの中に入れるガナッシュづくりは、綾部さんの頭にあるアイデアがとっても手早くカタチにされ、
それからますます変化に富み、どんどんアレンジされていく姿はまさに、『調合師』。
アーモンドやヘーゼルナッツをキャラメリーゼしたり、フルーツテイストを調合してから、テイストごとに
風味を考え、パーセンテージの違うチョコレートや、タイプの違いや、原産国の異なるチョコレートを様々
駆使して作られていきます。
アイデアが湧き出て、どれにしようかな~と本人もとっても楽しみながら製作中です。
(体力と忍耐が必須のチョコレートづくりなので、過酷ではありますが…)

王道のアレンジや、意表を突くタイプに、食感に趣を置いたり、あったらいいな~みたいなタイプや、
味わいや雰囲気の異なるテイストが生まれ、傍で見ていてもワクワクします。

 私事ですが、昨年と私が全く違う点は、チョコレートの香りさえ受けつけなかった私が、どういうわけか
チョコレートとココアの愛好者となってしまったこと。
自分でもとっても不思議なのですが、昨年は嫌になるくらい定期的に体調を壊し、やっと落ち着いたころ
には突然変異でも起こったのか、チョコレートを大好きになっていたのです。
長年ともに暮らす、綾部さんとお姉ちゃんはしみじみと、人間変われば変わるものだ…と。


 さらにアイデアを加えられた今シーズンのトリュフは、一粒ひと粒の世界が広がり、香り高く、奥深い
味わいに仕上がっております
まもなくご案内できるかと思いますので、ぜひぜひお楽しみにされてください。


 
  

  わたしを元気つけてくれるショコラの数々(私の所有物です)


22:00 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

美味しいものとともに。 

日常 |

  空気はキリっと冷たいけれど、晴れやかな澄んだ青空で2020年初日は良いスタートとなりました。
オリンピックイヤーということで盛り上がっていますが、カフェオランジュは静かに、5月で20周年を
迎えることとなりました。
どうぞ本年も、よろしくお願い申し上げます。


 昨年は私が生きてきた中で、一番忙しいと実感した年でした。自分の意志とは別に波にのまれる様な
感じで、止まることのない、すごいスピードで日々過ぎ去っていきました。。
そんなときに、ある方のところで福沢諭吉の『心訓』が目に留まり、よい機会をいただいた思いでした。
忙しさだけに翻弄されてはならないと身に沁み、中でもこの二つが私に、しっくりと当てはまりました。

○世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事を持つことです
○世の中で一番寂しいことは、する仕事のないことです


 綾部家の年の瀬も、恒例のおせち料理づくりで締めくくりとなります。
古式豊かな、先人の知恵の結晶であるおせち料理は日常の料理とは違い、材料・調理法をとっても
やはり格別な存在です。決められた日数でそれぞれに手の込んだ品目をこなしていくにはそれだけ
の緊張感もあり、事前の計画・体力と集中力も伴い、まさに年間の集大成です。
それだけに、出来上がった際の充足感はひとしおです。

滅多と自身のことを自慢されない師匠でありますが、このおせち料理に関しては『自身の誇り』と
言い切られるほど。
美味しいものとともに、毎年変わらず作り続けられる、そんなお手伝いができる、有り難いことです。






 おせち料理は神さまと一緒にいただくもので、 重箱を使うのは、『めでたさを重ねる』という縁起担ぎ
の意で詰められるそうです。隙間を作らず詰込む作業も料理人の腕の見せどころで、ぎっしり詰まった
重箱は豊かさの象徴と言われています。

そんな様々な願いを込められた伝統料理には、やはり古くから日本の食卓を彩ってきた漆器。
輪島の慶塚漆器工房さんの漆器は気品があり美しく、さらに料理を引き立たせてくれます。


03:05 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

やっぱり、秋。 

日常 |

 
早いもので、まもなく11月。
ますます、月日の流れを切に感じます。
とはいえ、美味しいものが満載の秋はやっぱりいいですね~
美味しくいただくのも楽しみですが、秋に出揃った食材を目でで、お菓子を作っていく工程もわたしは
好きです。


 旬の栗にりんごのお菓子作りはもちろんですが、この秋は早々に、テンパリングの作業まで行いました。
夏の疲れやお仕事疲れなのか、年間通して『ポリフェノール』を欲している方が結構いらっしゃいます。
この私もこの夏ほど、チョコレートを欲したことはかつて無いほど、口にしました。。

 綾部さんが、ポリフェノール要望に急きょお答えして、新たに作られたのがその名も『Médecine』。
お薬チョコです。疲れた体と脳を活性化し、元気づけるクスリの代わりになるよう思いを込めて、
作られたポリフェノール抜群の配合で美味しくて、なおかつやや刺激的な配合に仕上げております!

 寒さを感じるようになれば、カフェオランジュのコーヒーの香りもさらに魅惑的。バターの香りたっぷりの
紅玉を使って作られた、『ポンム・ドルチェ』とともに。ホントにいい感じです。
秋はいいな~



  


23:57 |  trackback: 0 | コメント: 1 | edit

いい感じ~ 

日常 |


 早いもので、6月も間近となりました。
地球の変動からか、風薫るさわやかな五月は消えてしまいましたね。

 出不精の私たちとしてはめずらしく、たまにはゆっくりとの思いもあって温泉とうつわ探しに出かけました。
出かけ慣れていないので、たかだか隣の佐賀に出向くだけなのに荷物をコロコロ、列車移動のせいもあり、
ちょっとしたひと騒動でした。

 露天風呂からは澄んだ空気で緑がとっても美しく、お宿ではゆっくりしすぎるくらいでしたが、私自身は
綾部さんのお気に召すうつわの在りかを探し出す重大な任務が残っていました。
有田に伊万里、波佐見焼と窯がたくさんあるので、お宿の『椎葉山荘』さんでは献立の雰囲気に合わせて、
お料理が次々と素敵にうつわに盛られて運ばれてきて、目でも楽しませていただきました。
こんなのもいいね~と食事を楽しみながら器も愛でて、私的にはどこに行けばこんなのがあるのかな…
頭のなかでさまざまな思いが錯綜…


 本人の好みがとってもはっきりしているので、普段からあまり情報などに左右されず、自分の嗅覚で探し
当てたほうが成果が大きいですが、限られた時間内での未開拓の地ではとても心配。
できるものなら、事前にリサーチに訪れたいくらいです。

 結果的には、二日目で運よく綾部さんのお眼鏡にかなうお店にお連れすることができ、私自身はそれだけで大満足。
初日はあまりご満足いただいてなかったので、それぞれに嬉々とうつわを選んでる姿を目にするだけで、あ~、
よかったよかった。。。
今回も無事にミッション完了!



 


22:18 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit