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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。

ブラック・フォレスト 

お菓子 |

昨夜は、日中とうって変わって気温が下がり、まさに”花冷え”。
Café Orangeの前にある造り酒屋の桜も見事に咲き誇っているが、時折吹く風で
少しづつ花びらが散りはじめた。

残念ながら桜の時期にはお決まりのように、雨模様となる”花の雨”、そして桜が
散っている様を”桜雨”。
どれだけ日本の美しい言葉で表現しても、し足りないのが『 桜 』の存在ですね。
光を浴びているときは、さくらの花の薄ピンク色が何ともかわいらしくて、日が沈む頃の
桜は、幹からの存在自体が何とも風情があって、色っぽくて、ゆかしくて。。
綺麗という言葉だけでは表しきれない桜の奥深さには、花冷えの寒さがお似合いに思えます。

café Orangeのケーキは素材重視のため、ピンク色のケーキはほとんど存在しないが
若干はある。その中のひとつは、外見は薄ピンク色で中はココア色でぐっと引き締まって
いて、実にきれいだ。

”ブラックフォレスト”、ドイツ名は”シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ”と言って
チョコレートケーキの一種で、シュヴァルツヴァルト地方の黒い森と、特産品である桜桃
(キルッシュ)をイメージして作られたケーキです。
フランスに渡りフォレノワールと呼ばれるようになったそうです。

オランジュのブラックフォレストには、仏産のキルッシュブランデー漬けのチェリーを使用し、
よりぐっと味を引き立たせています。
そのチェリーを付け込んで自然に色づたお酒を使用するため、ナッペする生クリームがほんのり
ピンク色で、仕上がりがとてもかわいいのです!

先日、以前お稽古に来られていた美味しいもの好きの生徒さんから、是非にとこのケーキの依頼
があり栃木まで送らせていただきました。大満足ようでこちらもうれしくなりました。
綾部さんの性格なのか、繰り返し同じものを作り続けるというのがやや苦手のようで、café Orange
のケーキはとても種類が多く、良いか悪いか、なかなか同じものが巡って来ないのです。
私も久しぶりにこのケーキが食べたい!と願っていたところ、caféに食べに行くタイミングが悪く、
せっかくの機会を逃しちゃいました。残念。。

この季節、やはり一度はゆっくり桜を眺めたいものです、季節の移り変わりは早いものですから。。




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"Black Forest" by café オランジュ
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15:37 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

キャラメル 

お菓子 |

昨夜は強烈な雨、風… どんな状況でも眠れる自信のある私もさすがに、
何度か目が覚めるくらいの”春の嵐”。
寒さであまり周りを見渡してなかったけれど、気付けばモクレン、ミモザ、桜もチラホラと、
この天候が、植物たちに恵みを持たらすのだから、うっとうしい天気とかは言ってられない
ですね。

”木の芽時”と言われるこの時期は寒暖の差も激しかったりで、どうも私にとっても苦手な季節。
春は自然界のものが新しく生まれ、陽気に誘われ活動を始めるので、この時期に『気(エネルギー)』
が足りないと、季節の変わり目に心身が対応できず、春にバランスを崩しやすいんだそうです。

それを聞いて納得。確かにそうですね。。 私は近頃、頭の回転が鈍いにもかかわらず、綾部さんの方
はと言えば、相変わらずあれこれパワフルに活動中。気が満ち足りているのでしょうね…
フランス菓子屋”café オランジュ”の駄菓子のような存在のひとつ、キャラメルが出来上がりました!



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"Caramel" by café オランジュ

オランジュのキャラメルは“キャラメル・ムー”と言われる、やわらかいタイプ。
3種類のキャラメルはどれも濃厚で口に入れると、素早く溶けるのが特徴で、1カットで口に味わい
が長く持続するほどの、綾部さんこだわりの天然キャラメルです。

★Caramel au Beurre Salé
甘い香りでいっぱいのバニラテイストに、塩で味わいを引き締めた『キャラメル・オ・ブール・サレ』

★Caramel à l'Orange
オレンジ果汁を煮詰めて作った濃厚なオレンジと、キャラメルをうまくコンビネーションした、
『キャラメル・ア・ロランジュ』

★Caramel au Chocolat
最高級のチョコレートをキャラメルに合わせた、究極のテイスト、『キャラメル・オ・ショコラ』






17:57 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

ギモーヴ ~マシュマロ~ 

お菓子 |

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" Guimauve (Marshmallow)" by café オランジュ


フランス(ヨーロッパ)では、どんな小さな町にも教会と、パン屋さん、お菓子屋さんがある。
そんなしゃれた感じでもなく、気取らず至って自然体で、町の人びとの中に溶け込んでいる。
パイ・タルト類、フールセック類(いわゆるクッキー系)、コンフィズリーに、イースト菓子、
そしてその季節の果物を使ったお菓子…など、店内には所狭しと豊富に、並べられている。
それでも夕刻になるとお菓子はなくなり、お店の人も”また明日!”といった具合だ。
このギモーヴも、お店に並べられているお菓子の中のひとつ。

英語では『マーシュマロウ』。仏語では『ギモーヴ』で、“薄紅タチアオイ”という花の名。
もともとこの植物の根から採取される汁を、ゼラチン代わりに使って作られていたそうだ。

オランジュのマシュマロは、全部で8種類。
オレンジ・パッション・フランボワーズ・青りんご・ストロベリー・ブルーベリー・パイン
アプリコット。
綾部さんならではの、すべてのテイストに惜しげもなく天然果汁をふんだんに使い、フルーツ
の味をギュッと凝縮させ、くちに入れるとやさしい弾力で、今までのマシュマロの概念が吹っ
飛ぶくらいのおいしさ!
すべての工程を綾部さんが、頃合いを見計らって手作業を進められていくので、マシュマロの
かたちが”癒し系”のようで、その上、パステルカラーの色合いがとにかく、かわいい~ 

本国に劣るとしても、オランジュも小さいながらも、年間を通して作っているお菓子は多種多様。
綾部さんは、長年培ってこられた技術を維持するためにも季節ごとに、決まったお菓子を作ら
れている。”自分の腕ためにも、作り続けねば!”と常々口にされています。

山に囲まれてひっそりある”café オランジュ”も、多くの人が気楽に駄菓子を買いにくる
ような、町に溶け込んだ存在であればいいな~ と願っています。



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23:06 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit