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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。

Avalanche

バラ : アバランチェ    
さりげなく置かれたバラ     produce by Kayoko Ayabe





気高く美しい白いバラ、花言葉は『心からの尊敬』。
まさに、ストレートにこんなバラを生み出す綾部さんに感服します。

ニューヨーク在住のある方は、綾部さんのことを”ルネッサンスマン”改め、”ルネッサンスウーマン”
という言葉で称された。米国には、「ルネッサンスマン」という男性に対する褒め言葉があるそうで、
芸術から科学に至る幅広い知識を豊富に持ち、楽器を演奏でき、スポーツもこなし、グルメで、
仕事ができて・・・というような、ヨーロッパ的教養人への憧れと共に生まれた理想の男性像だそうだ。

正直なところ、綾部さんは運動音痴なので若干当てはまりはしませんが、でもまぁ時間を有効に使い、
仕事をこなされ、その合間に、これだけの手の込んだバラを作られたり、フルートは諦めはされました
が、ピアノにと。
私の中では、ルネッサンスマンには遊び心も必要不可欠というイメージですが、そちらも、もちろん
OK。あらゆる分野に旺盛な好奇心をしめし、多彩な成果をあげた、レオナルド・ダ・ヴィンチが代表格
だそうです。


このバラ”アバランチェ”は、花びらが密に重なり合う大輪のバラで、オランダ皇太子の結婚式で
初めて装飾に使われて以来、大輪系白バラの代表格となったそうです。

砂糖から作るこのバラも、花びら一枚一枚を重ね合せていくため、一日に何本も出来ず時間を見つ
けては、取り組まれていました。今日の夕方、おもむろにバラを並べられて、めずらしく自ら「写真を
お願いします」との、依頼が!
秋の作品展に向け、本格始動、構想が着々と浮かんできているみたいです




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22:08 |  trackback: 0 | コメント: 2 | edit

『夏のパン教室』 

お知らせ |

『夏のパン教室』日程が決まりました!

8月 2日(土) 19:30~
8月 6日(水) 10:30~
8月 8日(金) 10:30~

毎年、好評のパン教室をこの夏も行います。
フランスでは同じパンを作るにも、Boulangerブーランジェ (パン職人) とPâtissierパティシエ
(菓子職人)が存在します。日々の糧を担う“ブーランジェ”に対して、食卓を彩る“パティシエ”。
どちらもパンもお菓子も作りますが、材料の違いや、作り方・過程においてそれぞれ異なり、
各々のプライドを持って仕事をされています。 
お菓子教室のパンは、Pâtissier(パティシエ)(菓子職人)が作るパンです。
材料にこだわり、いかにしっとり、きめの細かな美味しいパンができるかを考えて、今年も
3種類のパンがセレクトされています。
ぜひ皆さん、ご参加ください!




<Cramique>クラミック
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ブリオッシュのいとこに当たるパンだそうです。
卵にバターをたっぷり加え、レーズンとオレンジピール
を加え、贅沢に焼き上げています。



<Brioche à tête>ブリオッシュ・ア・テート
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フランスの甘いパンの中では最も古く、牛乳・バター、卵を
ふんだんに使用したキメの細かいリッチな味わい。
「頭付きのブリオッシュ」という意で、フランスの寺院の行事、儀式に
用いられたのが始まりで、僧侶をモチーフにしてこの形になったそう。
フランス革命の際に、マリー=アントワネットがベルサイユ宮殿で最後
に手に握っていたのは、ブリオッシュという話も。。

今回のブリオッシュは、様々な歴史とは裏腹に、アクセントにイチゴジャム
を巻き込んだ、上品な甘さのヴィエノワズリー!



<Focaccia>フォカッチャ
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イタリア語で「火で焼いたもの」という意味。
イタリア北部の郷土料理で、ピザの原型とも言われています。
生地にオリーブオイルが練りこまれ、食事パンとしてもそのままで
おいしく食べられます。
フォカッチャにハムとチーズを挟めば、イタリアのバールでよく見か
ける”パニーニ”に!



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01:13 |  trackback: 0 | コメント: 1 | edit

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キッチンの窓から。



田には水が引かれ、新緑の次は青い苗が広がる、のどかな田園風景が間もなく楽しめそうです。
毎年この時季に顔を出してくれるカエルちゃんも、今年はなぜか二人組。
さすがに我が家に来るだけあって、2匹とも揃って、きれいなピスターシュグリーン 

『美しい宝石のようなお菓子』と言われる”パート・ド・フリュイ”作りも、年に一度この時期限定

香り・色・そして果物の持つ天然の旨みをすべて閉じ込めた純度の高いこのフランス菓子は、パリの
高級菓子店にショコラと並んで価値のある一品で、色合いの美しい宝石のように並べられていますが、
本国フランスでも近年はなかなか実際に作っているお店は、少ないようです。

果物と砂糖を煮詰めて作る”パート・ド・フリュイ”は、古くはイタリアからフランスに伝えられ、
各地に広まっていきました。昔から大変高価で、しかも作り方が難しく、16世紀にパリで出版された
本からは当時の菓子職人が、苦労を重ねたことがうかがえる程だそうです。


caféオランジュの”パート・ド・フリュイ”は、厳選した最高級の材料を使い、特にこれに使用する要
となる砂糖には格別に配慮し、口にするだけでしっとりと、凝縮された果物の風味が広がります。
本当の宝石箱の様。見た目とは異なり、作る際は銅鍋で材料を高温まで煮詰め頃合を見計らって、
ひとつひとつ大切に作り上げています。

正直なところ、パート・ド・フリュイも、なかなかの日本人の口に受け入られないお菓子のひとつだと
思います。ましてや、この福岡の片田舎ではますます厳しいかと思いますが、”売れないから作ら
ない”というのは綾部さんのポリシーに反するので、自分の今まで習得されてきたお菓子作りの腕が
鈍らないためにも、毎年決まった季節に年間行事の一環として作られます。

café オランジュにオープン当初から君臨しているパート・ド・フリュイ、この彩りといい無くてはなら
ない存在です どんな方にも先入観だけで決めず、まずは本物の味を口にしてからジャッジを
下してほしいと願うばかりです。
微力とは知りつつも、今後もブログ更新させていただきます。。





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confiseries "Pate de Fruits" by café オランジュ
パート・ド・フリュイ

8種類入り - 950円


01:44 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

『趣味はピアノ!』と言えるまで。 

日常 |

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バッハ、チャイコフスキー、モーツァルトなどなど、選曲はさまざま。
楽譜づくりも私の楽しみ
 



音楽は聴いて楽しむ事しかできなかったリズム感のない私に、ピアノを身近に感じらせて
くれたのは、環境に恵まれていたから。
働きだして人を介して知った、大阪の綾部さんのお菓子教室。
ヨーロッパの伝統菓子を教えてくださるとあり、美味しいものを食べること、なおかつアメリカ
よりもヨーロッパ、今風よりも古くから伝わるものを好んでいた私は、ぜひ習いたいとすぐに入会。

その教室の先輩であった小門さんがピアノを教えられていたこと、綾部さんも音楽もお好きで、
空いた時間にはピアノを弾かれていたこともあり、大人になってピアノを弾くという事がすごく
素敵に思えたことを覚えています。

正直なところ、今からでも・・・大丈夫?っていうのが本心でした。
こどもの頃のピアノに対する印象があまり良くなく、軽い拒絶がありましたが、いざ習い始め
ると、音楽の持つ楽しさ、美しさ、奥深さをあらためて教わった気がしました。
きっと表面的なものしか、見えていなかったのでしょうね。


大阪から福岡に移って初めてのピアノ発表会が、先日開催されました。
個々のイメージにあった曲選びに、ゆっくりしか上達できない大人の方のピアノですが、
細やかなレッスンのお蔭で、何とか無事に終えることができましたが、先生にはありがたい
思いと、申し訳なく思ってしまう気持ちの両方です。
素敵な会をありがとうございました。

結果はどうあれ、弾き終えた後の晴れやかな気持ちと次にチャレンジしてみたい曲への
思いが、この先も続けていきたい糧となっています。
早く、”趣味はピアノ!”と公で言ってみたいものですが、先は長そうです。。

こんな慌ただしく過ぎていく日々の中で、大人の皆さんが時間を掛けて打ち込み、共通の
趣味を持ち、時間を共有するのは素敵なことと思いますが、フォロワー数が少ないんですよね~


 

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『第19回すみれ会 ピアノ発表会』 イイヅカ コスモスコモンにて 
  大人のピアノレッスン  小門美穂子ピアノ教室


14:42 |  trackback: 0 | コメント: 2 | edit

中世の職人さん。 

新しいsugar作品 |

食事の支度はもちろん、庭の手入れに、こまごまとお掃除上手、洋食器のアンティークコレクション、
などなど、綾部さんの得意分野に好きなものを軽く述べてみました。
”お姫様”とは結び付きませんが、いわゆる前世では、ヨーロッパのお城で何かの仕事に従事していた
”職人”さんだと、私は確信しています。

まるで本当に『ヨーロッパの古い時代に存在する装飾物』のようで、お砂糖から出来ているとは
なかなか思いつかないでしょう。。
庭園に咲くバラを、さりげなく花器に生けたよう。





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19世紀後半に作られた陶磁器が、時を経て綾部さんの元へ、やっぱり繋がっている気が…    



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花 器(左)  バラ: マンタ 
花 器(右)  バラ: カルトブランシュ
   produce by Kayoko Ayabe



01:00 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

あくまでも自然体。 

新しいsugar作品 |


ライラック ・ シャクヤク (滝のよそおい) ・ ブローディア ・ ブルースター ・ トルコキキョウ (エグゼラヴェンダー)…
by yumiko 花教室




今月のお花教室は、この季節にピッタリな穏やかで、きれいな色合いのお花のセレクトでした。
まず私の好きなライラックから生け、フリルのかわいいラヴェンダー色のトルコキキョウに、
ふんわりとしたやさしい雰囲気の芍薬と、めずらしいお花で今日も楽しませていただきました。
『リラの花咲くころ』とシャンソンでもある様に、ヨーロッパではライラックの咲く時期は一年で
最高の季節と言われています。
その通り、ほんの数日前までは、吹く風は新緑の香りをのせ、さわやかで心地よかったはず
なのに、今日の太陽はまぶしすぎました。


綾部さんの新しい作品も、大人の雰囲気を持つ深みのラヴェンダー色のバラ。
プレートの空白を活かして模様づけられたレースと相まって、粋な演出になっていますね。
フリーハンドで描かれる緻密なレースは、リラックスした状態で力みなく綾部さんの手から
絞られていきます。決して無理をされず、自然の流れで進められているので、見る側に威圧感
を与えず、やさしい雰囲気を醸している理由でしょう。


そんな綾部さんでも唯一、不要な負荷がかかってしまうピアノ発表会が今週末に迫りました。
もちろん私にとっても他人事ではなく、もろもろの反省や若干の不安に、何とも言えない緊張感
がまとわりついています… 
我が家でともに暮らす先輩である”お姉ちゃん”が、私たちのピアノの師なのですが、
先生の心配を増やすことなく、生徒の皆さんが肩の力を抜いて、自然体で弾き終える事を願う
ばかりです。
が、何と言っても、『大人のためのピアノ教室』の発表会ですから、どうなることやら。。




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プレート  バラ: ブルーバード
花  器  バラ: カルトブランシュ    produce by Kayoko Ayabe



04:12 |  trackback: 0 | コメント: 1 | edit