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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。

色々なバラ。 

砂糖で作られた花 |






左:花 器  バラ /ウィスタリア
右:小 箱  バラ /ロマンティックエンジェル

produce by Kayoko Ayabe




”ウィスタリア”は色名のひとつ。春に房のように連なった花を咲かせるフジの花のような薄い紫色。

”ロマンティックエンジェル”は棘の少ないバラで、天国のバラとも言われているそう。
色合い、花びらの巻きの多いぷっくりしたバラの雰囲気からしても名に劣らないかも…

”ドラマティックレイン”の花言葉のひとつ、「不安を鎮める」ことばがふさわしいくらい、深く落ち
着いたワインレッドカラー。
新種のバラには少なくなってきた、いわゆるバラの香りと言えば連想する、香油としても用いら
れてきた古典的で強い華やかな、ダマスクローズ香りを放ちます。


『 色々な・・・ 』
という言葉が色という漢字を含んでいる通り、多種多様のバラたち。
色合いだけでなく、バラそれぞれの個性、個々のバラがもっとも美しく見える”演出”。
作品展までわずかとなりましたが、100点を超す作品ができました。作品自体は小さいですが、
見ごたえのある空間を演出できることでしょう。





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左:花 器 バラ / ドラマティックレイン
produce by Kayoko Ayabe



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08:16 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

古城にふさわしいバラ。 

新しいsugar作品 |

 
 なんと、ゆったりした悠久の時の流れを感じさせてくれるような作品だろうか。。
今回の作品展の中では、最多のバラを使った大作だ。
重厚な古典的な赤に対照的な、”私はあなたにふさわしい”という花言葉を持つ白のティネケが
その言葉どおりにお互いを主張しながら、古典模様がほどこされたの高台に盛り込まれ、間違い
なくヨーロッパの古城に飾られている風景だ。


 赤いバラは、”ローテローザ”。
つややかなベルベットの質感を持ち、深みのある濃赤。 古くからヨーロッパではヴィーナスの花
として世界中の人々に愛され、"赤薔薇の女王"と呼ばれるべき花びらは、巻きが厚く、陰影が
優美でエレガント。古いケルト語でRoseの意が、「赤い」に由来することから、バラは古来から赤と
いう色が人々の心をとらえていました。

 白いバラは、”ティネケ”。
赤バラはローテローゼ、白バラはティネケというぐらい双方人気があります。
花色の白に少し緑色を帯び、バラらしい花のかたちと存在感があるので、ウエディングブーケにも
よく映えるそうです。



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花 器  バラ : ローテローザ &ティネケ
produce by Kayoko Ayabe




12:01 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit


シュガークラフト作家 綾部加代子 と シュガー クラフト教室 生徒作品展
砂糖による演出 " シュガー デコレーション "作品展


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2014年11月1日(土)・2日(日)・3日(月) カフェオランジュにて開催   




 ~砂糖による演出~ とタイトル付けた今回のシュガークラフト作品展は、今までにない、今まで
以上の作品展になると確信している。
『砂糖による演出』というのは、主宰である綾部さんにとってもピッタリしっくりはまるネーミング
だったようでとても喜んでくださり、私自身もこの言葉が気に入っている。
それ程に“砂糖で作られた花である”ことを強調したかったし、綾部さん独特の色の感性、砂糖の
可能性・表現力など見ていただきたいという思いと、ぜひぜひ多くの方の目に留まってほしいと
いう思いが強くあったからだ。


 100年以上も前、旧東ドイツ・ザクセン州には陶磁器の絵付け工房が数多く存在しました。
芸術に格別な思い入れがあった、この地を統治していたアウグスト強王の影響もあり産業は繁栄し、
華やかな文化を背景に絵付師たちがこぞって色とりどりの陶磁器を生み出していました。
200以上もの工房があったようで、各工房独自のスタイルで枠にとらわれず、繊細で優美で、時には
力強く大胆であったりと、自由に描かれた陶磁器はその当時から多くの人を魅了しましたが、残念な
ことに第2次世界大戦の戦火を免れず、今では、骨董品として存在しているだけですが、その美しさ
は失われていません。

 綾部さんも、このいまは無き工房の陶磁器の魅力に取りつかれた一人です。シュガークラフト作家
活動22年の間でも、骨董の皿に出会ったことは転機だったと感じさせるほど、持つ雰囲気は同じ香り
がします。
作り出される作品全体には統一感があるけれど、個々の作品にそれぞれの世界が広がっていること。
型におさまることのない自由な作風、常に新たな試み、躍動感、眺めるだけで心弾むような感覚を
起こすような不思議な深い、魅力があります。


 かつて砂糖が栄光と富のシンボルのひとつとして扱われた19世紀、ヴィクトリア女王の時代に、
イギリスで始まった優雅で美しい工芸品『シュガークラフト』は、お祝いごとに欠かせないものとして
上流階級の世界で流行しました。時を経て、枠を超えたシュガークラフト作家・綾部加代子による
“砂糖による演出”に期待を寄せてほしいです。



19:53 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit