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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。

パリ風マカロン 

お菓子 |


Macaron Parisien" by café オランジュ
マカロン・パリジャン



女性たちが自由に来ることの出来る”サロン・ド・テ”をパリで最初に誕生させたのは、映画
「マリー・アントワネット」にも登場するフランスの老舗菓子店『LADURÉE ラデュレ』創始者
の妻だそうだ。

フランス南西部で製粉業を営んでいたラデュレ氏が、フランス屈指の高級職人たちが拠点とした
パリのマドレーヌ界隈にブランジェリーを開き、その後パティスリーへと姿を変え、ラデュレの妻が
パリのカフェとパティスリーをミックスさせることを思いつき、”サロン・ド・テ”を開業。

そんなに昔から女性の存在を重視してきたせいか、現在も女性心をくすぐる様なまるでジュエリー
ボックスかと間違うほど、商品は色あざやかで華々しい。
イタリアより16世紀に伝わった”マカロン”なるものは、少しづつ特徴を変え地方地方で数多く存在
するため、このガナッシュがサンドされた”パリ風マカロン”を本当にその時代、マリーアントワネット
が食していたかどうかは定かではありませんが。。
どちらにせよ、あらゆる意味からも女性に愛される、お菓子の中ではアイドル的存在です。


前置きが長くなりましたが、caféオランジュのマカロンは強いて言うならば、カラフルとは無縁の
すっぴん美人
マカロンの象徴である”ピエ(仏語で足の意)”はキレイに焼きあがった際にしか出来ないフリルも
しっかりあって、その上、お肌ツルぴか。

マカロンは日本人の口には合わない、甘すぎて食べれない…というイメージを払拭する程の美味さ!
天然色にこだわり、たっぷりの鮮度のよい香り高いアーモンドを使った生地に、パッション味の
口当たりの軽いバタークリームの”バニーユ”。

ショコラは綾部さんのこだわりを持ったブレンドガナッシュ
ガナッシュの印象としては、上品だけれどもしっかりカカオの苦みとスパイシーな存在感。
だけれども、ショコラマカロンにサンドされることにより、トータルバランス最高なまろやかで濃厚な
味わいの”ショコラ”の味わいに!素晴らしい融合が楽しめます。

パティシエなら一度は作ってみたいと願う人気菓子ですが、シンプルだけに作る上では技術的に難しく、
失敗する確率も高く、パティシエ泣かせのお菓子とも言えます。天候にも左右されるため、もちろん
綾部さんも日々磨きをかけ確立されたお菓子といっても過言ではありません。

どちらのテイストも引けを取らない、作り手も愛おしく思うマカロン 価値あるお味です。



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16:21 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

しわす間近の休日 

日常 |

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café オランジュの前にどっしり構えるイチョウの木は姿、枝ぶりすべてにおいて見事で、
黄葉した輝く美しさは今年は、また格別
インドア派の私にとっては、この一本がまるで秋色に包まれるセントラルパークの様。

収穫の秋は、カフェオランジュの工房は冬眠前のリスのようにめまぐるしい。
この先一年間ケーキに使えるよう、りんご・栗などを保存、オレンジ果汁のピュレづくりなど
など。それから肝心なのは、この時期から需要が高まるチョコレートの選定。
チョコレートも生り物だけに最近は天候不順で味が一定せず、それにもまして新興国での
需要拡大など綾部さんを悩ます要因が年々増えていく。

綾部さんのスタイルはブレることなく、一言でも言ったことは最後まで、必ず守リ向く抜く
『一言之信』のひと。
もちろんお菓子作りにも真摯で、より美味しくなったという好転もあるけれど、いつも変わ
らぬ味を提供したいと常に徹し続けられていますが、昨今は周りの状況はそれとは裏腹。
今年のクリスマスそして、年明けのバレンタインは、すべての意味においてますます厳しい
現実が待ち受けていそうだ。

パンを2種焼いて、注文のマカロンを作って、今日はしわす前の充実した休日が過ごせた。
ヨーロッパの片田舎にある、焼き菓子、ケーキ、季節のお菓子にパンまで店頭に並べている
その日売り切れたら店じまいするような、有名ではないけど、町の人に愛される、無くては
ならないお菓子屋さん。
みなさんのお力を借りながら、そんな存在であり続けたいな~というのがわたしの願うところ
です。韓流スター風に(恥ずかしながら)いうならば、
”ぜひみなさん、これからもcafé オランジュを愛してください”です








19:02 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

オランジュの味を貫くために。 

お知らせ |



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06:08 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit


No.1  チェントラル


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チェントラル        7,000円

弾力あるカフェ風味のスポンジ生地に、カリッとした食感のあるアーモンドクロッカンを
サンドしています。外のコーティングには、カラメルとカフェ風味を合わせた、他では
味わえないリッチでコクのあるクリームで仕上げています。
しっとりとした生地に、コーヒーの香りとアーモンドの香ばしさ、カラメルのコクと、すべて
が融合。男性にも人気です!






No.2  マロニエ


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マロニエ         7,300円

ケーキの生地はアーモンドを使用した、コクのあるココアスポンジ。程よい味わいに
漬込んだマロングラッセを加えたクリームパティシエールをたっぷりケーキに挟んでいます。
外側はフランス産のマロン2種をブレンドして作ったクリームで贅沢に仕上げ、中の軽い
味わいのクリーミーさと、マロンのしっかりした味のバランスが絶妙な人気の高いケーキです。







No.3  リュバン


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No.4  ダックワース・ド・オートンヌ


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ダックワース・ド・オートンヌ         7,000円

café オランジュのこのクリスマスの新作ケーキ。
生地は香り高いたっぷりのアーモンドとメレンゲから作るダックワース生地で口当たり
さわやかに焼き上げ、フランス産のマロン2種をブレンドさせたクリーミーでなめらかな
マロンクリームで全体をナッペして仕上げています。
アクセントにマロングラッセ、そしてチョコレートと完全なコンビネーションです!





No.5  ショコラ・デ・ロワ


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ショコラ・デ・ロワ     7,700円

café オランジュ定番の究極のチョコレートケーキ。
ケーキの中にサンドしている、ガナッシュクリームに3種類、まわりのコーティングにも3種類、
計6種のチョコレートを絶妙にブレンドさせ、コクのある美味なココアスポンジにマッチさせています。
日が経つごとに熟成し、じっくり味わいを楽しめるケーキです。贅沢の極みです。





04:54 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

砂糖でつくる花の空間 

出来事 |


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またたく間の3日間だった。
一日目は120点近いシュガークラフト作品が展示された雰囲気に圧倒され、カメラを向けたけれど
被写体を選べず、その空間だけで満喫できた。
陽のひかりの具合で様々な表情を見せてくれる作品たち。




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以前作品展があった際、綾部さんはお知り合いの職人さんに、とうとう私も老眼鏡が必要となりました
と話されたら、”目がかすみ出してからこそ、作風にいい味が出るんです”という意見をいただいたそう
です。
わが師匠ではありますが、客観的に見ても今回の作品展は、ますますいい味を醸し出していました。
それぞれの作品にそれぞれの思いが込められ、バリエーション豊富で何度見ても飽きのこない、
シュガークラフト。
綾部加代子による”砂糖でつくる花の空間”は、多くの方に心酔をもたらしたようで、『癒されました』や、
『心が洗われました。。』という率直な言葉を掛けてくださり、その言葉は私たちにとってもこの上ない
ありがたい称賛でした。







作品展は然ることながら、今回ひしひしと感じとことはやはり、『人の縁』。
縁は必然であり、不思議なもので、必要な時に必要な人と会うのだそうです。まさに…ですね。
作品展を通して、遠のいていた距離がまた近づいたり、想像もしていなかった人に再会できたり、
一枚の葉書きを目にして、足を運んでくださった方々、気に掛けてくださった方々に深く感謝いた
します。





00:09 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit