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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。

ペルシク+ 

sugar作品~修復シリーズ~ |

ペルシク
聞きなれない言葉だな~と思っていたら、オランダ語で”桃”を指す言葉だった。
なるほど。。バラの花芯部分のやさしいピンク色が、桃の美味しそうな淡いピンク色を連想させる
のでしょう。見た目はふんわりイメージのバラですが、香りはしっかりとしたよい香りだとか。

今回の作品も修復シリーズ。お花を差し替え、飾りに手を加えただけなのにがらっと雰囲気を変え
新たな作品へと≪Reborn≫ を遂げた。
アイシングでの絞り飾りが増したことで模様のラインがくっきり浮かび、プレートが広がりを見せ、
中央に置かれた透明感のあるバラ” ペルシク+ ”の重なりがとっても美しい。
フリーハンドで描かれたプレートの地模様、バラそれぞれの表情、それにしてもなんて、自然な流れで
作品が完成したのでしょうか。





≪ReBORN≫大プレート
バラ:ペルシク+ / produce by Kayoko Ayabe



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キッチンで過ごす。 

日常 |

以前もお話しましたが、綾部さんの『 食 』に対する姿勢は義母の100歳を超えられる、通称
”綾部のおばあちゃん”の存在がとっても偉大である。
お嫁に行かれた当初デパートで買い物されている時に、肉まんを買おうとおばあちゃんに言うと、
『はいはい、よろしゅうございますよ~』と言われたまま自宅に戻り、早速、肉まんの皮づくりが
始まったそうです。

さまざまな綾部のおばあちゃんとの楽しいエピソードを聞かせていただいたが、今となれば私
からしてみれば綾部さんも同じ域に達したとしか思えない。
明日の日曜日はソーセージを作るから!と急な提案で、今日は朝からお肉を仕込んでソーセージ
作り。機械の扱いが慣れない中、それでも前進あるのみで、なんだ坂こんな坂でようやく立派な
無添加の手作りソーセージが出来上がりました

結果はちょっとスパイシーかな。。と次回に課題を残しつつも、楽しい日曜日の自宅イベントと
なりました。それから、その待ち時間の合間を縫って、夏休みのパン教室のパンの試作。
おかげで2種類のパンのレシピも完成し、大忙しながら充実した休日でした

この季節は、筍にフキ、葉ゴボウなどなど春の食材も満載。空いた時間の有効活用で、綾部さんは
日々の食卓の準備にももちろん余念がありません。
そんな綾部師匠とともに仕事をするため、我が家のキッチンは15年ほぼ一年365日フル回転の
働き者 とうとうあちらこちらと不具合が生じてきたため、日々お世話になっているキッチンに
少し休息してもらうことなりました~ 綾部さんを支える立役者ですね。。本当にお疲れさまです。








01:58 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

” グランデアモ~レ
この情熱的な響きの名が付けられているのは、ビロードのような光沢のある深~い赤の
大綸咲きのバラ。形のよいつぼみから大胆に花びらを広げ、花が開ききる最後まで美しい
花形を保ち、スペイン語で『偉大なる愛』の意を持つ。
ふわっと自然に掛けられたハンカチーフと、堂々とした風格あるバラとの対比がお互いを
際立たせ、より美しさを見せつけられる。

このシュガー作品も修復シリーズのひとつだが、短時間で乾燥してしまうシュガーペーストで、
よくぞここまで実際のハンカチーフのように再現したものだ。。と作られた当時も、とても感心
したことを覚えています。
ペーストは扱っているうちにあっという間に乾燥でシワがより、しっとりさが無くなって、硬直感
を増すため、短時間の作業が要されます。
なので同じ作業を体験している者からすれば、実物のレースを掛けたよりも滑らかで、きれいな
仕上がりは劇的!! 美しすぎるレースの波うちです

そしてまるで刺繍でほどこしたかのようなイニシャルとレースが、作品のチャームポイントと
なり、貴婦人のハンカチーフのようで、美しいシュガー作品でありながら、なぜか舞踏会の
情景までも連想させられます。




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≪ReBORN≫
バラ:グランデアモーレ / produce by Kayoko Ayabe




22:08 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit


≪ReBORN≫
バラをあしらったシュガー作品3種 / produce by Kayoko Ayabe




 綾部さんがシュガークラフトに出会って、はや25年。
四半世紀も経てばファッションだって流行り廃りが在るように、シュガー作品においても作り手
にしてみれば大いにあるようで、日本特有の湿度による作品の劣化や、歳を重ねたことにより
デザインの方向性が変化し、今現在の自分テイストと異なったときに、すごく感じられるようだ。

もちろん製作された時点では、その時持ちうる力で臨まれているため、よくこんなこと思ついたな~
と改めて感心されることも。
19世紀イギリスのヴィクトリア女王時代には、フルーツケーキを砂糖で閉じ込めて作られたのが
始まりであったお祝いごとには欠かせないシュガークラフト。
以前の作風としては、その名残からさまざまなケーキ型でアレンジして作られていました。

密かに誰かの命を受けた如く、本当に修復師かと思うほどのスピードで、このひと月、以前作ら
れた作品に新たな息吹を与えるかの様に、手を加えアレンジされなおされています。
もちろんすべて綾部さんの独自のデザイン&アイデアなんですが、すごく不思議なことはお花の
組合せなど迷うことなく、すごく当然、当たり前のように作品に見合った必要な分だけのお花を
作られます。それが『長年の勘と培われた技術』と言えばそれまでですが、それを加味しても
あっという間に完成してしまうんです。。

ご本人も考えるより先に手が動き出すと言われるし、デザインのパターンが次から次へと湧き
出すし、どう考えても私は、前世は絵付師か修復師であったに違いない と確信しています

新たに輝きを取り戻した≪ReBORN≫ シリーズ、まだまだ続きます。乞うご期待!



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20:35 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit