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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。


   
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" Janduja" by café オランジュ
ジャンドゥージャ



2月は逃げて走る。。とは、つくづく納得のいく言い回しですね。
小さなお菓子工房ながら、作っているお菓子のジャンルが意外にも多く、特にこの季節は
追われている気分です。

師匠の綾部さんは、時間のゆったりある時よりもこんな風に、余裕がなく忙しい時に限って、
従来の手持ちのレシピからではなく、新しいケーキを編み出されます。
なぜか脳が活発になりだして、アイデアが生まれるそうです。それも次から次へとヒントが
浮かんでくるようで、そうなると作りたい気持ちが先行。
もちろん、一緒にお手伝いしていても新しいケーキが生まれる時は楽しいのですが、雑とした
レシピから始まり、進行を大まかにノートに書きつけ、先が読めないので出来上がった時には、
洗い物が山積み。
本人はノリに乗っているので、スピードが超早っ。。

”ジャンドゥージャ”とは、イタリア発祥のチョコレート製造時にヘーゼルナッツのペーストを
練りこんだチョコレートのこと。これを使用したケーキが新作です。
やわらかくねっとりとしたナッツの香り豊かな味わいのジャンドゥージャの魅力を引き出すよう、
相性の良いフランボワーズのコンフィチュールと合わせ、ココア風味のアーモンド生地でサンド
しています。そして、やさしいふんわりしたしたフランボワーズのかすかな香りのするクリームで
全体を包んでいます。
すべてのテイストがうまく調和した、おしゃれなケーキです


そしてこの時期に作られる、 café オランジュ定番お菓子は、マシュマロに、キャラメル。
本国フランスでは、キャラメルの存在は日常に食される甘みものですが、日本ではブーム
が過ぎ去り、寂しいものです。

濃厚な味わいで疲れを癒してくれる甘みもの、『キャラメル・ムー(やわらかい意味)』。
オランジュのキャラメルは甘い香りを大切に、それでいて苦みが出過ぎない頃合を見計らっ
た焦がし具合、そして口に入れると素早く溶けだしてしまう・・・絶妙さ。
濃厚なショコラ・香り高いオレンジ・バニラ風味の中にいい具合に効かした塩テイスト、の
3種です。


新作に、定番にと、バリエーション豊かですが、美味しく・幸せ気分を味わっていただければ、
何よりです。





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"Caramel Mou"キャラメル・ムー 3種  
キャラメル・オ・ショコラ/キャラメル・ア・ロランジュ/キャラメル・オ・ブール・サレ



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冬の終わり。 

日常 |


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各地では『春一番』が、すでに吹いたとか。
この時期特有の気温差が激しく、お天気も移り気で体のバランスが崩れやすいですね。
昨日は、その冬の終わりを告げるといわれる”春雷”もとどろき、確かな春の訪れを
知らされました。


caféオランジュの工房もやっと、セピア色からパステルカラーへと移行する頃となりました。
冬のイメージと重なるチョコレート作りは、静かなコツコツとした地道な作業の積み重ねなので、
作業の終わりが見えてくると、長い冬がやっと終わる様で温かい春が待ち遠しい。
季節と共に作るお菓子の種類も変り、重厚な存在感のあるショコラの次に控えているのは、
姿・色合いとすべてから、春のオーラを放つ”マシュマロ”です。

日本人がイメージする白っぽい独特の食感を持つマシュマロとは違い、各色ごとに果物の
種類が異なり、口に運ぶとフルーツの香りが存分に広がる、想像以上に手の込んだ、
フランスの伝統的なコンフィズリー(砂糖菓子)のひとつです。
マシュマロ作りが始まると、私たちは冬の終わりを感じ、この先の様々な食材が出回るのを
心待ちに、食と共に季節をめぐるまた、一年の始まりです。



ちなみに、2016年最初に作られたケーキは、何とも愛らしい、万人から好まれそうな
いちごのタルト。写真を撮ってくださいと言わんばかりに、春らんまんのような輝きで、
写してみましたが、残念ながら喫茶店用ではなく、お菓子教室のレシピの試作でした。。







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