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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。





センター試験同様テンパリング作業の日は、特に底冷えのような寒い日が多い。
昨夜もチョコレートの作業中冷え込みましたが、残念ながら驚くような銀世界にはなりませんでした。


小さな菓子工房ながら、作っているお菓子の種類は幅広く一年間、四季を通して作っていくので、
季節のめぐりも年々早く感じます。
クリスマスから歳末にかけてはもちろん繁忙期ではありますが、年が明けて臨むチョコレート作りは、
静かに進む作業の中で、集中力と忍耐が要され、多々あるお菓子の中でいちばん気を遣います。

古代から、チョコレート原料のカカオ豆は神の食べ物、『テオブローマ』とよばれ、大変貴重なものと
され、お菓子ではなく薬として扱われていたなどの話が残るほど、高貴で世界の人々を魅了するほど
魔力を秘めたショコラは、お菓子の中でも別格な存在。
扱いにおいても、ちょっとした水気もご法度だし温度にも左右されやすく、急にご機嫌を損ねたように
変化を起こしたりして、ロシアの女帝”エカテリーナ”に喩えらるほど。

そして、重要なのは『ショコラとのマリアージュ』。
こちらに関しては、作り手の綾部さんを毎シーズン悩ませるほど。
細心の気遣いを持って素材を選択し、高貴で気位の高いショコラに負けず劣らず、なおかつ相乗効果
を生む仕上がりになるような具材を準備し、ひとつひとつ作りだされます。
この水面下の努力が実り、やっとやっと、ショコラとのマリアージュが成立し、最高のハーモニーを
もたらしてくれます。

わたし個人的にも、写真撮影の際にはいかに美しく魅惑的に見えるか、角度に合わす器などなど、
とっても緊張します。

とはいえ、チョコレートのモルド型から出た、仕上がったトリュフの輝くつやを目にしたときの充足感は、
他では味わえない、”ショコラ”だけ。魅了し続ける所以でしょう。
今年のショコラは作り手も満足のゆく、会心の出来。ぜひお楽しみください。




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カフェオランジュ工房 チョコレートのお知らせ

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23:05 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

変わらないという大切なこと。 

日常 |







固い信念を持って常に変わらない、松が色を変えることなく、冬も夏も青々と 茂っていることにたとえ、
『冬夏青青』。

綾部さんの姿勢・気持ちはもちろん、世の流れがどうであれ、常に変わらず自分の道を進む方ですが、
ここ最近は年々、取り巻く環境の移り変わりがはげしく、貫くのもなかなか難しいというのも本音。
とは言っても、自分自身の信念を崩すこともできないので、長年の変わらないスタイルのまま、
美味しいものとともに邁進していきます。
本年もよろしくお願いいたします。



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美味しいものを頂くと笑みにあふれた、穏やかな豊かなひと時が流れます。
一年を締めくくる、恒例のお節料理づくり。手間ひま掛けられた古式豊かな日本料理は、真心の
込められた伝統芸術『輪島漆器』にとても栄えます。
慶塚漆器工房さんの創られる器は常に気品にあふれ、新年を迎えるたびにおせち料理とともに
楽しませていただいております。





00:54 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit