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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。









 昨今、手作りの大福やおはぎ、おせんべいを売ってるような小さな甘味もの屋さんが少なくなり
ましたよね。飾り気がないけど素朴で、美味しくてその日の数が売れ次第今日は店じまいのような、
温かい雰囲気のお店。

やはりそれも世界共通のようで、フランスでもキャラメルや、マシュマロに、パート・ド・フリュイ、
ヌガーキャンディなどの”コンフィズリー“(砂糖菓子の総称)を自家製で作って売っている駄菓子屋
さんが年々姿を消しつつあるようです。

残念なことになくなって改めて、存在の価値に気付きますよね…


 パート・ド・フリュイもフランスでは古くから食される高貴なお菓子。
有数の果物の産地でいかに食べ物をむだにしないようにするか考え、保存法が考え出された。
500年前、冬場や飢饉に備え砂糖を使った保存法を研究し、『化粧品とジャム論』にまとめ本にしたのが
預言者として知られるノストラダムスだとか!

マルメロを煮詰めて作るゼリーを不老長寿の妙薬として、フランス王フランソワ1世に献上したそうです。
ノストラダムスが伝えた果物の砂糖煮がコンポートやパート・ド・フリュイへと発展し、今もフランス菓子
として楽しまれているなんてとっても興味深い話ですよね。

  
 前置きが長くなりましたが、日本人にはゼリーと思われがちなお菓子ですが、綾部さんの作られる
パート・ド・フリュイはまさに、果物そのもの
16世紀のフランス王室をとりこにした果物の宝石、ぜひ食してほしいお菓子のひとつです。

 

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 パート・ド・フリュイが宝石なら、ヌガー・ノワールは琥珀。
一般的には白色のヌガー、ヌガー・モンテリマールがよく見かけられるかも。
南仏プロヴァンスではクリスマスに13種類のデザー トを用意するそうでその中には、白ヌガーと黒ヌガー
も含まれるそうです。白ヌガーはメレンゲから、黒ヌガーは材料のハチミツなどを煮詰めていくので琥珀の
ような美しい色合いになります。
ヌガーも高級砂糖菓子の一つで、ハチミツの品種・含有率によっても変わってきます。

綾部さんの作られる、ヌガーノワールドプロヴァンスもフランス伝統製法に基づき、たっぷりの香ばしい
アーモンドとぎっしり入ったドライフルーツ、そして絶対不可欠なのがプロヴァンスで採取された
ラベンダーの花のハチミツ!

口に運ぶと、南仏の太陽・大地の恵みと、ラベンダーの花が咲き乱れる風景があらわれるような、
琥珀色の価値あるひと品です。





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ジューン・ブライド 

新しいsugar作品 |



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 ローマ神話では1月から6月まで、それぞれの月を守る神が存在するそうで、6月は『 ユーノー』。
英語のJune (ジューン)のご語源が、ローマ神話に登場する女神Juno(ユーノー)とされています。

”結婚・出産、育児の象徴”である神、ユーノーが守護する6月に、結婚すると幸せな結婚生活を
送ることができると言われる、ジューン・ブライド。


お客さまからのご依頼、welcomeボードと、お祝いのプレゼントを作られました。
左側の淡いピンク色のバラは、花嫁をイメージしたと言われる何とも愛らしいバラ、”ブライダルピンク”。
この初々しい美しさはやはり、ウェディングならでは!
ウエルカムボードのバラの色合いのトーンと言い、なんとも絶妙…
まるで、生花のバラを飾ったような、みずみずしさです。





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ジューンブライドはさておき、オランジュ工房の6月の重要ミッションは、さくらんぼの漬け込み。
6月に入ると、山形の佐藤錦農家の佐藤さんより送られてくる、摘みたてのさくらんぼを待ちます。
また季節がめぐったことを実感。
とっても立派な粒ぞろいのプリプリしたさくらんぼが、また来年のバレンタインデーに向け漬込まれました!


14:15 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit

二年に一度のピアノ発表会 

日常 |


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早いもので、6月に入りました。
『水無月』は昔、水の月と読まれていただけあって、田植え、梅雨に、きれいな水を好むといわれる
ホタルが舞ったり、この月ならではです。
気分的にはうっとおしい季節ですが、秋に頂ける美味しい新米のためにも、必要不可欠ですね。


 日々過ぎ去っていくのがあっという間というのは常々感じますが、二年に一度、ピアノ教室で
開催していただくピアノ発表会が巡ってくるのもとっても早いです。

大人の方だけのピアノ教室ですので、あらゆる面でこどもさんの様にはなかなかうまくいかず、
いつの日か、人前でサラッと自分の持ち曲を心地よく弾けたらいいな~
そういう憧れだけを持ちながら、続けております。

手前みそながら、大人の方がいくつになっても一生懸命に向き合うのは、結果が良ければなお
いいのですが、それでもその過程や終わった後の清々しい気持ちはそれなりに意義あることに
思います。
発表会を終えると、また再来年のこの日に向け現状維持しつつ、気持ち新たにまたがんばろう~
とそれぞれの思いも同じでした。

先生をはじめ、みなさんお疲れさまでした。



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 クッラッシク曲に映画音楽と選曲もそれぞれ楽しく、特に大人の方のピアノ連弾は合わせて
練習する時間が限られたなか、力の入ったご指導の成果もありそれぞれに雰囲気が出て、
聴きごたえがありました。

日々の暮らしの中に音楽と向き合う時間があるというのは、やはりいいものですね。



08:03 |  trackback: 0 | コメント: 0 | edit