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エルベの窓 ~カフェオランジュ工房~

シュガークラフト作家 & カフェオランジュ工房 主宰 “綾部加代子” さんの工房の風景を、まるで窓から眺めた気持ちでカメラにおさめ、感じたことを書き留めています。シュガークラフト、そしてお菓子づくり、日常の出来事 までを綴ってみました。シュガークラフトはすべて砂糖で作られた世界です。お菓子は手作業で材料を吟味し、ヨーロッパの伝統菓子を中心に展開しています。エルベ川の雰囲気をイメージして。。

” グランデアモ~レ
この情熱的な響きの名が付けられているのは、ビロードのような光沢のある深~い赤の
大綸咲きのバラ。形のよいつぼみから大胆に花びらを広げ、花が開ききる最後まで美しい
花形を保ち、スペイン語で『偉大なる愛』の意を持つ。
ふわっと自然に掛けられたハンカチーフと、堂々とした風格あるバラとの対比がお互いを
際立たせ、より美しさを見せつけられる。

このシュガー作品も修復シリーズのひとつだが、短時間で乾燥してしまうシュガーペーストで、
よくぞここまで実際のハンカチーフのように再現したものだ。。と作られた当時も、とても感心
したことを覚えています。
ペーストは扱っているうちにあっという間に乾燥でシワがより、しっとりさが無くなって、硬直感
を増すため、短時間の作業が要されます。
なので同じ作業を体験している者からすれば、実物のレースを掛けたよりも滑らかで、きれいな
仕上がりは劇的!! 美しすぎるレースの波うちです

そしてまるで刺繍でほどこしたかのようなイニシャルとレースが、作品のチャームポイントと
なり、貴婦人のハンカチーフのようで、美しいシュガー作品でありながら、なぜか舞踏会の
情景までも連想させられます。




elbe149.jpg
≪ReBORN≫
バラ:グランデアモーレ / produce by Kayoko Ayabe




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